ついに手を出してしまった。リーバイスビンテージクロージングの1955 501を購入した。もちろんリジッドである。今買えるLVCは全て生地が日本のカイハラ製であり、従来のホワイトオーク製とはいろいろ異なっているようである。そのあたりの情報は他の先人が書いてくださっているので、ここでは割愛する。
本記事では、サイズ選び・ファーストウォッシュ後の変化を書く。ウエストとレングスの縮みは必見である。
1955 501xx購入の経緯
既に所有していたジーンズが3本あった。後日これらも記事にするつもりだが、
or slowの107 (テーパード)
Levi’s 501 made in the USA (ストレート、ややテーパード)
アーバンリサーチドアーズセルビッジLooseジーンズ (ワイドテーパード)
である。
ストンと真っ直ぐに落ちるルードな感じのジーンズが欲しくなり、ついに手が伸びてしまった。「LVCの生地を試したい」、「少し太めのストレートジーンズがほしい」、この2つが合致して1955 501xxを購入した。
サイズ選びについて
ジーンズに限らず服は全てそうだが、サイズ選びは重要である。僕は基本的にジャストでジーンズを履きたい主義である。そして、丈はなるべく一回折りの長さにしたいと思っている(床下から4 cm程度)。
リーバイス501といえばシュリンクトゥフィットである。つまり「縮めて合わせてね」だ。501の玄人ならば気にせずネット購入も楽勝だろうが、僕のような凡人に対してはこのシュリンクトゥフィットがサイズ選びを難しくする。
さらに厄介なのが、LVCは縮み方が通常の501と全然違うことである。サイズ表記すら違う。まずは僕の結果を見てほしい。
made in the USAではW32L34を購入した。LVC 1955 501はW33L34を購入した。なのに、ウエスト実寸はW32のmade in the USAのほうが大きい。
これは、表記方法が違うからである。
made in the USAや現行モデル→ワンウォッシュ後のサイズでウエスト表記
LVC →リジッド状態のサイズでウエスト表記
これが「LVCは2インチサイズアップして買え」と言われる理由だ。しかし、僕は1インチアップにした。
これには理由がある。made in the USAは32インチでウエストにゆとりがあり、もうワンサイズ落とせる、と感じたから。しかも、1955 501xxは「アンチフィット」と呼ばれ、ウエストからもも周りにゆとりがあるシルエットとなっている。
この読みが的中した。ファーストウォッシュ後のウエストは少しきついくらいの超ジャストフィット。履いているうちに少し伸びてくるため、ほんとに丁度いい。履いていて違和感がない。このウエストがバッチリだったときの快感は味わった人にしかわからない。
ファーストウォッシュ：縮み具合について
made in the USAでも体験したが、このLVCの縮みっぷりはすごかった。ファーストウォッシュ前後はもはや別物といえる。
再登場のこの表で注意してほしいのが乾燥方法である。made in the USAは乾燥機で一気に縮ませた。LVCは自然乾燥なので、そこまで縮まないはず。が、結果、ウエストも股下もLVCのほうが縮んだ。ウエストは平置で–3.0 cm、股下に関しては–7.5 cm。洗濯後はあまりにも小さくなってしまった501xxを手にとって「やっちまった、サイズミスった」としか思えず、めちゃくちゃ不安だった。
縮みを予想してリジットで裾上げをした
LVCに関しては、リジッドで裾上げをし、その後縮めるという博打をうった。洗って再度店に持っていって裾上げして持ち帰るというのが面倒だったから。あとは、チェーンステッチのぐりぐりした色落ちを存分に楽しみたかったからだ。リーバイスショップでの試着時に店員さんと念入りに相談し、「8cm縮むが、0.5 cm余裕を取って裾上げしましょう」との結論に至った。結果、3cmだけ裾上げした。これが結果として完璧で、店員さんに本当に感謝している。僕の股下の理想は72 cm (短足だな)。今後さらに洗濯していけばもう少し縮む可能性があるため、ファーストウォッシュ後は74cm程度を希望していた。結果、73.5 cmと理想にほぼ近い値となった。
なお、この購入時に、「僕は乾燥機を使おうと思っている」と言ったら店員さんに真顔で止められた。「それならもうワンサイズアップしてください。じゃないとクレームになるだけなので売れません」と。乾燥機使わなくてよかった。店員さん、何から何までありがとう。
さて、着用画像をさらしてみる。O脚がひどい。いずれも左側がリジッド、右側がファーストウォッシュ後。まさに劇的ビフォーアフターだ。裾もロールアップは必要なくなった。
このLVCの詳細はまた後日記事にする。生地感がすごい。
まとめ
LVC 1955 501xxを買うならば、
・サイズ選びは慎重に。可能ならば試着しよう。ネットで買うならば2インチアップをおすすめ。股下は8cmは余裕をもって。
・乾燥機はやめておこう。サイズ選びで大きすぎたときにさらに縮めるならば有効かも？
いま絶賛穿き込み中である。バキバキにするつもりはなく、適度な色落ちを楽しむ予定だ。
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