せっかくLVC1955 501 (以下55501)を買ったので、made in the USA 501 (以下USA501)と比べてみた。結果、いろいろと違いがわかって面白かったので書き留めてみたい。
なお、今回検証した55501はウエスト33インチ。USA501は32インチである。サイズ選びに関しては前回のブログを参考にしてほしい
シルエットの違い
よっぽどのジーンズフリークじゃない限り、まずはシルエットが一番気になるのではないか。55501が「アンチフィット」と呼ばれ、LVCシリーズの中でも太い。USA501は全体的にやや太めだがしっかりテーパードしていると言われる。とはいいつつも、実際穿いて比べてみるとどうなのか、そのような実証例は少ないような気がする。
僕は服は着た瞬間のフィーリングを大事にするよう心がけているが、USA501は「思ったより太くない、テーパードしているな」と感じた。55501は「確かに太いが、気持ちいい太さだ」だった。実際に穿いた写真がこちら。
シルエット的に55501がストレート、USA501がテーパードというのがおわかりいただけるだろうか。横からの写真が一番わかりやすいと思う。USA501は腿からテーパードしており、膝から下が明らかに細い。細さはハチノス(膝裏)にも表れる。細いジーンズは細かいハチノスが刻まれるが、太いジーンズは大きなシワができる。55501の膝裏のシワの大きさからも55501の太さがうかがえる。
脱いで二本を重ねてみた。USA501を上に、55501を下に置いてある。明白なテーパード具合の差がわかる。
生地感の違い
生地感は全く違う。端的に言うと、55501はゴワゴワ&ケバケバ。USA501はしんなり&ツルツル。
色味もかなり違う。いずれもファーストウォッシュ後だが、55501は黒目のネイビーブルー。USA501は青みの強いネイビーブルーである。個人的にはどちらも好きだ。
501といえばシュリンクトゥフィットであり、洗濯を重ねることで縮む。サイズが縮むだけでなく、生地がねじれてくることも特徴である。このねじれ具合は55501とUSA501で全然違った。55501はファーストウォッシュ後にかなりねじれた。左足のミミの位置に着目してほしい。明らかにねじれ具合が異なる。このねじれは僕の好物である。
55501はポケットが小さい
これは購入前に全く気にしていなかった点である。55501はバックポケットもフロントポケットも小さい。浅い。USA501はフロントポケットに手を突っ込んでだら手首まで余裕で入るが、55501は手首まで入らない。バックポケットも、iPhone8が55501は少しだけはみ出る。USA501は余裕で全部入る。
赤タブ
ぼくはそこまでビッグEや片面タブだったりは気にならず、にわか感が強いのは自覚している。しかし、ファーストウォッシュ後に明らかに違いが出たので記録しておきたい。55501は見事に丸まった。こういう些細な違いに遭遇してしまうと、これまで気にならなかったビッグEとかスモールeとかにもハマっていくのかもしれない。リーバイス、おそるべし。
まとめ
以上、USA501と55501のファーストウォッシュ後を比較してみた。
シルエット 55501= 太めのストレート USA501=腰回りゆったりのテーパード
生地 55501= 毛羽立ちの強い黒みの強い濃紺。ねじれ強い USA501= 毛羽立ちのない青みの強い紺。ねじれ弱め
これから穿き込んでいったときに出てくるそれぞれの変化が楽しみである。ただ、55501にハマりすぎてUSA501を穿く気持ちが湧くか不安ではある。ただどちらもいいジーンズというのは間違いない。
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